不動産のぼり

数年前になりますが、不動産の賃貸の仕事をしていた事もあり、朝出社してから店前を掃除すると同時にのぼりを立てるというのが、私ののぼりに対する思い出です。

店のシャッターを開けてからは、何よりも先にのぼり旗を立てることをするのですが、それが新米である私の仕事でもあり、健やかな気持ちで掃除をしてからのぼりを立てるようにしており、一人でも多くのお客さんが来てくれることを願っていました。

のぼりは最初と最後の顔であり、店を開ける時も一番ですし、店を閉めるのも最後ですから、店の看板となる旗を粗末に扱ってはいけませんし、メンテナンスも必要です。

ある日の朝、のぼりを土台に差し込みながら思ったことがあるのですが、こんな薄っぺらい布を1枚2枚立てたところで、本当にお客さんが訪れるのか疑っていましたし、立てる意味があるのか、安っぽく見えて逆効果ではないかと、半信半疑でした。

賃貸の物件を探している人の中には高級なマンションを探している人もいるかも知れませんが、大半の人は安くて良い物件を探しているので、のぼりは調度良いですし、今考えて見れば、のぼりを見て店内に入ってきたというお客さんの声を聞いたこともあり、それなりの効果をもたらしていたのではないかと思います。

今後、私が自分の店を始めることになったら、必ずのぼりを使うでしょうし、お店に取っては国旗と一緒で、のぼりを見てその店だと認識してくれるのが好ましいです。

その為には、お店の名前の載せることや、ロゴを考えて載せるなど考えると良いですね。

なつかしいのぼり

13年ぐらい前になりますが、私ももう少し若くて人生で最もよく働いていた時期でもあり、務めていた会社では取次店にのぼりを設置していて、私自身も取替に行くこともありました。

また、母子家庭と言うこともあって、仕事で弱音を吐くわけにもいかず、われながら頑張ったと思いますが、始めの頃は仕事に慣れていませんので、のぼりを設置する作業にてこずりましたが、少しずつ慣れてきて要領も覚え、取り付け時間も短縮できました。

ただ、古いのぼりを交換するのは凄く嫌いでして、このような仕事は男性に任せたいところでして、ホコリが凄く付着しており、手が酷く汚れることもあり、軍手を付けないととても触れたいと思えないのですが、これまで愛用していた店の事を考えると、嫌な顔をしてのぼりを取り替えることは出来ませんので、清々しい顔をして行っていました。

本当はマスクも付けたいくらいでしたが、利用者の目があるのでやめました。

さらに辛い体験もしていまして、冬の寒い日や雨が降っている日は大変で、夏の季節が好きな私は暑いのは何とも思わないのですが、寒い日は本当に辛かったですね。

さらに雨が降っていたら最悪でして、最高に冷たい雨が手にあたり、のぼりを取り替え終わったときには手の感覚がほとんどない状態で、時間がかかってしまうと、その分体も冷えてきますし、それでも頑張れたのは私に子供がいたからだと思います。